2023/05/18

LDプレイヤー(CLD-C5G)の修理

 パイオニアのLDプレイヤー(CLD-C5G)を久しぶりに出してみたら、トレイがCDの方しか開かなかった。

カバーを開けて、レンズ部を無水エタノールと綿棒で掃除してあげたら、LDのトレイも開くようになったが、今度は、LDを入れてもマウントしないで、「ウイ~ンウイ~ンウイ~ン」とうなり始めた。
よくみるとマウント部分が、持ち上がらないで、異音を発しているみたい。
ネットでいろいろ調べてたら、どうも、ローディングベルトのゴムが硬化して、動力が伝わらないみたい。

赤で囲んだピックアップユニットが、上がってこない。左奥の白いピンが白の枠に収まるのが正常


で、いろいろ調べていたら、以下のYoutubeの修理動画が詳しく紹介されていたので、やったみた!

ジャンクなレーザーディスクをメンテする。 PIONEER CLD-HF9Gを直す!!完結編
https://www.youtube.com/watch?v=bt8dMDTRbpo&t=321s

7:20くらいでローディングベルトの交換やってます。

あと、ここも参考にしました。

LDプレーヤー(PIONEER CLD-07G)のベルト交換
http://projexam.com/blog/hotall/DIY.php?itemid=97


千石通商なんて便利なお店はないので、ゴムベルトはここで買いました。

ゴムベルト ラジオカセットレコーダー修理・保守・交換用 (33本+α 直径17mm~) 48本https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08JP7J5VX/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1


硬化したゴムベルト。内径約3.5cm。硬化しているのでゴムの内径はもう少し小さい感じ。

購入したゴムベルト。内径約3.0cmのものを狙って買ったけど…

まずは、トレーを外す。トレーを外す場合、一度電源を入れて、LDでオープンさせて、オーブン仕切ったら、電源を抜く。そうすることで、外しやすくなる。
赤で囲んだところで引っかかるので、指で内側へ寄せてひっかかりを外す。

引っかかりを外すと、トレーを引き出せば、取れる。

赤で囲んだところが、ローディングベルトとなるので、指とかピンセットで外す。

最初、内径約3.0cmのもので交換したら、ピックアップユニットが上がりきらなかった(ただ、硬化したときよりは上がった)ので、内径約2.8cmのものに変えたら、ピックアップユニットがきちんと上がってきた。

ピックアップユニットが問題なく上がってきた。小さな赤で囲んだところが、きちんとはまっているのがわかる。

ひとまずこれで修理完了。結構簡単に直せた感じです。

原因ですが、モーター→ゴムベルト→LDトレー→ピックアップユニットの順で動力が伝わってるんだけど、ゴムの伸びが原因でLDトレーを閉める力はあったけど、ピックアップユニットを持ち上げる力まではなかったって事が、今回の故障原因のようでした。